IT導入補助金にも必要? 中小企業のためのセキュリティ対策「SECURITY ACTION」とは?

 中小企業はITの専門家がいないので、セキュリティ対策を実施しようとしても、なかなかできない現実があります。情報処理技術者試験などを運営している情報処理推進機構(IPA)は、こうした中小企業のために「SECURITY ACTION」という制度を運用しています。



IPAのSECURITY ACTIONのホームページ

これは、IPAが公開している「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」の取り組みを行うことで、「SECURITY ACTION」のロゴマークを自社の自社サイトに掲載できるものです。ロゴマークは、1つ星(★)と2つ星(★★)の2種類が用意されています。

  • 情報セキュリティ5か条に取り組む……1つ星(★)
  • 自社診断シートに基づくセキュリティポリシーの策定・公開……2つ星

あくまで自己申告に基づいた制度ですが、じっくりと取り組むことで、自社のセキュリティへの取り組みをアピールできます。また、申請すると、自己宣言事業者として登録されてIPAのサイトで検索できるようになります。

なお、情報セキュリティ5か条とは次の5つです。

  1. OSやソフトウェアは常に最新の状態にしよう!
  2. ウイルス対策ソフトを導入しよう!
  3. パスワードを強化しよう!
  4. 共有設定を見直そう
  5. 脅威や攻撃の手口を知ろう!

また、中小企業のIT導入を支援するIT導入補助金制度がありますが、2021年度から、IT導入補助金を申請するには「SECURITY ACTION」の1つ星(★)または2つ星(★★)のいずれかを宣言していることが条件となっています。

こちらの書籍にも、いろいろと役立つ情報を掲載しましたので、よろしければ参考にしてください。



<参考リンク>

中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン

情報処理推進機構(IPA)が運営する「SECURITY ACTION」のWebサイト

自己宣言事業者の検索サイト



コメント

このブログの人気の投稿

ワード文書の"行間空きすぎ問題"を一発で解決する方法

怪しいサイトを見るときは最も安全かも、Windows 11のサンドボックス(Windows Sandbox)とは何か?